【動画】ネコロボ事件簿「鏡を長持ちさせる方法?!」
2024/11/20
お風呂の鏡に水垢や黒いシミが...
ネコロボ
旅館を経営してるんだけど、お風呂の鏡がすぐにダメになっちゃって困ってるんだ~。水垢が取れないし、黒いシミがじわじわ広がって汚いんだ。鏡を長持ちさせる方法ってあるのかな~?
博士
ネコロボ君は旅館の経営もしてるんだね。コロナで大変だったねー。
いい温泉が湧いてるのかな?
いくら掃除をしても、鏡の汚れって取れないよねー。今回は鏡にとって厳しい環境でも長持ちさせる方法を解説するよ。
いい温泉が湧いてるのかな?
いくら掃除をしても、鏡の汚れって取れないよねー。今回は鏡にとって厳しい環境でも長持ちさせる方法を解説するよ。
うろこ状の白い汚れの正体は?
ネコロボ
鏡の表面に付いた白い汚れが、だんだん厚くなってウロコみたいになるんだー。
博士
鏡だけじゃなくて、お風呂の窓ガラスも白くなってるんじゃないかな?これは水の中に含まれるカルシウムや二酸化ケイ素が固まったものなんだ。
博士
もしカルシウムだけなら、専用のクリーナーや重曹(じゅうそう)、クエン酸を使ってピカピカにできる場合もあるから、一度試してみる価値はあるね。
二酸化ケイ素ならもう取れない
ネコロボ
やってみたけど、だめだったよ。何をしてもぜんっぜん取れないんだー(怒)
博士
それなら、水の中に二酸化ケイ素が多く含まれているかもしれないね。最近は、シリカ入りの天然水なんて流行ってるけど、シリカは二酸化ケイ素のことだよ。
博士
二酸化ケイ素の場合、汚れが付くというより、ガラスの表面と化学的に一体化してしまうんだ。ガラスも二酸化ケイ素で出来ているから一体化しやすいんだよ。こうなると絶対取れないよ。
防曇フィルムがおすすめ!
ネコロボ
じゃあどうするの?毎日お掃除してるのにー
博士
表面にフィルムを貼るのが一番効果的だね。フィルムの原料は有機物だから、無機物の二酸化ケイ素やカルシウムとは結合しないから汚れにくいんだ。
透明な防曇フィルムがおすすめだよ。ただし、傷つきやすいから、スポンジで優しく掃除してね。お掃除する人に伝えておいてね。
透明な防曇フィルムがおすすめだよ。ただし、傷つきやすいから、スポンジで優しく掃除してね。お掃除する人に伝えておいてね。
ネコロボ
「防曇フィルム」について詳しく解説している動画記事があるよ!ぜひみてね!
黒いシミの正体は「サビ」
ネコロボ
鏡の裏側も真っ黒でボロボロになっちゃうんだ。カビかなー?
博士
黒いシミはカビじゃないよー。実は、鏡の裏にできたサビが原因なんだ。
博士
鏡の裏の反射膜はペンキで塗装されて保護されてるんだけど、それが傷んでしまうと金属の反射膜が錆びてしまうんだ。
フィルム、樹脂塗料、コーキングでしっかりガード
ネコロボ
じゃあ、ペンキが傷まないように、頑丈に保護しておけばいいんだね。
博士
その通りだよ!ネコロボ君もだいぶわかってきたねー。
普通の環境だと20年以上保護できるけど、水や洗剤がかかる頻度が高い場所なら2~3年でサビが出てきてもおかしくないんだ。特に温泉水の場合、アルカリ性や酸性が高くて鏡には厳しい環境だし、24時間常時高温で湿度が高いだろ?裏面は頑丈に保護しないといけないね。
普通の環境だと20年以上保護できるけど、水や洗剤がかかる頻度が高い場所なら2~3年でサビが出てきてもおかしくないんだ。特に温泉水の場合、アルカリ性や酸性が高くて鏡には厳しい環境だし、24時間常時高温で湿度が高いだろ?裏面は頑丈に保護しないといけないね。
ネコロボ
どうすれば頑丈に保護できるの?
博士
1番いいのは裏面(うらめん)全面にフィルムを貼ることだね。割れた時の飛散防止にもなるからおすすめだよ。それとエッジの部分から水が入り込まないように樹脂塗料を2重に塗ってカバーするんだ。
博士
次に有効なのは、鏡を取り付けた後、壁と鏡の隙間をシリコンコーキングで完全にふさぐことだね。ただし、これをする時は絶対に埋め残しが無いように注意してね。小さな穴や隙間があるとそこから水を吸い込んで水たまりになるんだ。自信がない場合はやめておこう。
博士
「鏡とガラスの自動販売機」なら、わからないことを購入前にプロに相談できるよ。この記事の最後で紹介してるから確認してね。
まとめ
博士
●ガラスの表面に付いた二酸化ケイ素はガラスと一体化して絶対に取れない。防曇フィルムで防ごう。
●黒いシミは、フィルムや防錆塗料で予防しよう。
●鏡の周囲をコーキングするときは絶対に隙間ができないように注意してね。
●黒いシミは、フィルムや防錆塗料で予防しよう。
●鏡の周囲をコーキングするときは絶対に隙間ができないように注意してね。
博士
どうだい、ネコロボ君。参考になったかな?
ネコロボ
ありがとう、博士。これできれいな鏡でお客様を迎えられるよ!
ライター
博士
鏡とガラスの専門家・ドクターKです。「博士」と呼ばれています。皆さんがよく巻き込まれるトラブルの原因やメカニズムを動画やコラムでわかりやすく解説します。