【卒業制作応援プロジェクト2024 参加作品】「自分」と「他人」
2025/03/19
こんにちは、広報担当のカガミショウコです。
弊社社長・安藤の〝学生の方を応援したい〟という想いから生まれた卒業制作応援プロジェクト。
2024年より材料費全額支援にリニューアルし、4名の学生の方にご利用いただきました。
今回は、大阪芸術大学の矢野日向汰さまの卒業制作作品をご紹介いたします。
「自分」と「他人」について深く追及され、鏡と写真を使ってその関係を探る、非常に興味深いアート作品です。
どうぞご覧ください!
作品情報
【制作者】 矢野 日向汰 さま
【学校名】 大阪芸術大学
【提供商品】 ガラスミラー 穴あけ加工
【作品テーマ】
「自分」と「他人」
制作者コメント
作品コンセプト
「自分」と「他人」は、同じ人間なのに理解できそうで理解できない。
「他人」と理解し合うにはどうすればいいのか。
「自分」と「他人」とは一体どんな関係なのか。
「他人」とは、「鏡」に映る「自分」である。
もし、「他人」の視点を通して「自分」を客観的に見ることができるなら、「他人」の視点で「自分自身」を知ることができるのではないか。
「他人」の世界に入り込み、「自分」を見つめ直すことで、「自分」を理解することができるのではないか。
「他人」は「自分」を映す鏡の関係であるなら、「自分を理解する」=「他人を理解する」ということであり、「他人を理解する」ために「自分を理解する」ということである。
ここでは、「他人」の視点と「自分」の視点を同時に表現する必要があり、私は、「他人」が見た世界を写した「写真」と「自分自身」を見ることができる「鏡」を表現に使用した。
「他人」の見た世界に「自分」が映り込むことで、擬似的に「他人」の視点から「自分」を見ることができ、「他人」が「自分」に対して感じることを理解できると考えた。
「他人」の視点に立って「自分」を理解するということは、「自分」と「他人」を理解するということに繋がる。
短い期間でしたが、ここまでの支援をしていただき、大変感謝しています。
私自身もこれほど大きな制作ができるとは考えてもいませんでした。
貴社のおかげで大変満足のできる卒業制作になったと思います。
今回の制作に大きな支援をしていただき、誠にありがとうございました。
ギャラリー
完成作品
制作工程
広報担当 カガミショウコより
写真と鏡を使って、他人の体験に入り込むという表現方法が非常に印象的な作品だと感じました!
まるで映画の世界に入り込むような疑似体験に近いものがあるのではないでしょうか。
そしてそこに自分が映り込んだ時に感じる感覚にとても興味を惹かれました。
「他人は自分を映す鏡である」と言われることがありますが、お互いに理解し合える関係を築くためには、「自分」だけでなく「他人」を理解することが大切だということを考えさせられる、素晴らしい作品ですね!
また自分と他人を同様に大切に捉える制作者様の内面の深さや優しさに触れることができ、とても心に響き、感動いたしました。
矢野さま!この度は卒業制作応援プロジェクトをご利用いただき、誠にありがとうございました。
作品作りのお役に立てておりましたら幸いです。
これからの矢野さまのアート制作とご活躍を心より応援しております!
社長 安藤より
作品の完成とご卒業おめでとうございます!
当初、大型の円形ミラーを使った作品を検討されていた時から対応させていただきました。
全く扱ったことのない素材や加工に挑戦し、予算のことや重量のことでご苦労をされ、それと同時にたくさん学ばれたことかと思います。
これからの矢野さまがデザインを通じて社会で活躍されるとき、今回学ばれたことに基づいたものであるならこんなに嬉しいことはありません。
素敵なデザインをたくさん世界に送り出してください。
応援しています!
卒業制作応援プロジェクト
コーワは、卒業制作で鏡やガラスを使用したアート作品づくりを全力で応援しております。
これまで多くの学生が卒業制作で使用する板ガラスや鏡について相談してきましたが、材料費が高く断念することもありました。
社長・安藤の「学生の創作活動を支援したい」という想いから、2024年度より全額(上限10万円)を支援するプロジェクトへと拡充しました。
学生たちが材料費を気にせず創造力を発揮できるよう、全力で支援いたします。
▼卒業制作応援プロジェクトの詳細はこちら
▼卒業制作応援キャンペーン・卒業制作応援プロジェクト
ご参加の作品はこちらからご覧いただけます。
ライター
新人広報 カガミショウコ
新人広報として、ガラスと鏡に関する正しい知識や情報、 トラブル回避の豆知識などを発信していき、お客様のお力になれるよう、しっかりサポートします!