【卒業制作応援プロジェクト2024 参加作品】変遷を経て
2025/03/17
こんにちは、広報担当のカガミショウコです。
弊社社長・安藤の〝学生の方を応援したい〟という想いから生まれた卒業制作応援プロジェクト。
2024年より材料費全額支援にリニューアルし、4名の学生の方にご利用いただきました。
今回は、多摩美術大学の彦坂朋乃さまの卒業制作作品をご紹介いたします。
置かれた環境で内面を変化させながら存在する姿を、作品を通して表現されています。
どうぞご覧ください!
作品情報
【制作者】 彦坂 朋乃 さま
【学校名】 多摩美術大学
【提供商品】 ガラスミラー
【作品タイトル】
『変遷を経て』
サイズ:130×180×90mm 他49個
制作者コメント
制作意図
私は、日々を過ごす中で、他者との関わりやささいな出来事から過去を思い起こし、昔と今の自身の内面の変化を感じるようになった。
そしてそれらは、周りの環境やそこで過ごした時間によって変化していると考えており、そういった環境の変遷からくる自身の内面の変化を可視化することをテーマに制作をしている。
その材料として鏡を選択し、景色を反射することで置かれる場所によって作品の色が変化し、その環境に溶け込むという表現を生き物の形に投影して制作している。
今回はカエルをモチーフとし、50匹のカエルからなる組作品を制作した。
個としてだけでなく群衆として鑑賞することでカエル同士の鏡の反射も加わり、場所だけでなく他者との関わりも含めた周りの環境による内面の変化を表している。
空の青も木々の緑も陽の光も全て反射し、作品は様々な色を見せる。
変化をそのまま映し出す鏡だからこそできることである。
ギャラリー
完成作品
▼それぞれ異なるカエル50匹!
制作工程
広報担当 カガミショウコより
なんと美しいカエルたちでしょう!
個々のカエルが群衆の中でキラキラと輝きながら、周りの光景や他者を映して佇んでいる姿は、美しさの中に力強さを感じました。
一部のカエルは体の色を変化させますが、鏡を使うことでカエルが色を変えながら環境に溶け込んでいく様子を美しく鮮明に表現されていて、とても素晴らしいと感じました!
置かれた環境に溶け込み他者と共存していくことは、私たちが過ごす日常と重なり、作品に込められた思いや深い意味を感じ、共感するとともに大変心に響きました!
彦坂さま!この度は卒業制作応援プロジェクトをご利用いただき、誠にありがとうございました。
作品作りのお役に立てておりましたら幸いです。
これからの彦坂さまのアート制作とご活躍を心より応援しております!
彦坂朋乃さまのSNS情報
Instagram ▶ T.Hikosaka(@h.k.0591)
X(旧Twitter) ▶ ヒノ(@hino_glass)
社長 安藤より
カエルは環境に合わせて皮膚の色を変えられる動物ですね。
外敵から目立ちにくく保護するため命を懸けて色を変えるのでしょう。
今回の鏡のカエルも周りの色や光を反射するとともに自身に取込むことで共存するわけですね!
鏡に様々な効果的な使い方があることを気づかせていただきました。
いつの日か画廊や美術館で彦坂さんの作品とばったり出会えることを楽しみにしています。
ご卒業おめでとうございます!
卒業制作応援プロジェクト
コーワは、卒業制作で鏡やガラスを使用したアート作品づくりを全力で応援しております。
これまで多くの学生が卒業制作で使用する板ガラスや鏡について相談してきましたが、材料費が高く断念することもありました。
社長・安藤の「学生の創作活動を支援したい」という想いから、2024年度より全額(上限10万円)を支援するプロジェクトへと拡充しました。
学生たちが材料費を気にせず創造力を発揮できるよう、全力で支援いたします。
▼卒業制作応援プロジェクトの詳細はこちら
▼卒業制作応援キャンペーン・卒業制作応援プロジェクト
ご参加の作品はこちらからご覧いただけます。
ライター
新人広報 カガミショウコ
新人広報として、ガラスと鏡に関する正しい知識や情報、 トラブル回避の豆知識などを発信していき、お客様のお力になれるよう、しっかりサポートします!