【卒業制作応援プロジェクト2024 参加作品】《Being here now:今、ここにいる》S150号
2025/03/17
こんにちは、広報担当のカガミショウコです。
弊社社長・安藤の〝学生の方を応援したい〟という想いから生まれた卒業制作応援プロジェクト。
2024年より材料費全額支援にリニューアルし、4名の学生の方にご利用いただきました。
今回は、多摩美術大学の伴芹海さまの卒業制作作品をご紹介いたします。
芸術を通じて自己と他者の関係を深く探求する非常に興味深い内容です。
どうぞご覧ください!
メニュー
作品情報
【制作者】 伴 芹海 さま
【学校名】 多摩美術大学
【提供商品】 ガラスミラー 120㎝×120㎝
【作品タイトル】
『《Being here now:今、ここにいる》S150号 』
和紙/胡粉/水干/墨/岩絵具/単管パイプ/木枠/ゴム
制作者コメント
作品について
私は異なる素材を寄せ集める「コラージュ」という表現から自己と他者の関係を研究している。
コラージュは外部から持ち込まれたものを作品に組み合わせる事で、自己の表現と外部の断片的な情報が交差する場を作る。
それは他者の視点を通して自分自身を見つめなおしたり、他者との共生について問い直すことにも繋がると考えているからである。
鏡面が平らで澄んでいるというところから元来、鏡と湖沼はその面が同一視されることが多く、鏡を湖沼に投げ入れて、祈願奉賽・罪障消滅を願う習俗が各地にある。
自分の姿を写した鏡を身代と信じ、これを沼に投げ入れ神仏に近づこうとしたと推測される。
つまりそれは「他者への変容」と言える。
今回の作品は鏡から絵画を覗くインスタレーションを制作した。
鏡に絵画という一つの世界が鏡像として圧縮される。
さらにそこには鑑賞者や光、様々な現象が映し出され、鏡の中で絵画と複雑に絡み合う。
本来ならば共存できないはずの事物が、鏡という一つのレイヤーの中で重なり合うのである。
私はこれを「鏡」によるコラージュ作品だと考えている。
鏡と自らの作品が一体化することで自他境界が曖昧となり、視点が交換しうる。
それは象徴的食人と言え、その暴力性は切り離せない。
しかし他者の一部を自己のうちに取り込み、敵の視点から見た世界を通ることで「他者への変容」を遂げ、新たな自己となるものである。
鏡を使用した理由
一方的に見られるものとしての芸術作品ではなく、鑑賞者も巻き込むような作品が作りたいと考えたことが鏡を使うきっかけです。
調べていくうちに「鏡」そのものへの神秘性に惹かれ、なにか祭壇のようなものを作ろうと考え、このような制作を行いました。
制作過程でのコーワ様の手厚いサポートとご協力には大変感謝しております。ありがとうございます。
ギャラリー
完成作品
制作工程
▼鏡を設置する土台の制作
鏡越しに見た様子
▼鑑賞者が作品の一部となった様子
▼絵画と風景が鏡に映り込む様子
広報担当 カガミショウコより
鏡に絵画を映し出して使用するということに、お問合せをいただいた時点から大変興味深く感じておりました!
実際に写真を拝見し、鏡越しでなくても伴さまの描かれた世界に惹き込まれました。
鑑賞者も巻き込む作品ということ、また作品のコンセプトが大変興味深く、鏡越しに描かれた世界に入り込むことで、自分と他者が共存し受容するというプロセスを感じることができる素晴らしい作品だと感じました。
また、見る人や見る場所より異なる風景が見られるということが大変面白く、この作品を通して、表現方法の無限の可能性を再認識し、アートの素晴らしさを改めて感じることができました!
伴さま!この度は卒業制作応援プロジェクトをご利用いただき、誠にありがとうございました。
作品作りのお役に立てておりましたら幸いです。
これからの伴さまのアート制作とご活躍を心より応援しております!
伴芹海さまのSNS情報
Instagram ▶ 伴 芹海/Serie Ban(@b_serie_jp)
X(旧Twitter) ▶ 伴 芹海 ┊︎ Serie Ban(@b_serie_jp)
社長 安藤より
鏡を使ったアートは面白いものができる可能性がある一方プレゼンテーションと展示方法が難しい素材を選ばれましたね。
たくさんご苦労されたことかと思います。
卒業してこれからどんな方面で活躍されるのでしょうか?
美術の枠を超えてまったく新しい表現方法を見つけ出し、世界に名を馳せていただきたいです。
ご卒業おめでとうございます!
卒業制作応援プロジェクト
コーワは、卒業制作で鏡やガラスを使用したアート作品づくりを全力で応援しております。
これまで多くの学生が卒業制作で使用する板ガラスや鏡について相談してきましたが、材料費が高く断念することもありました。
社長・安藤の「学生の創作活動を支援したい」という想いから、2024年度より全額(上限10万円)を支援するプロジェクトへと拡充しました。
学生たちが材料費を気にせず創造力を発揮できるよう、全力で支援いたします。
▼卒業制作応援プロジェクトの詳細はこちら
▼卒業制作応援キャンペーン・卒業制作応援プロジェクト
ご参加の作品はこちらからご覧いただけます。
ライター
新人広報 カガミショウコ
新人広報として、ガラスと鏡に関する正しい知識や情報、 トラブル回避の豆知識などを発信していき、お客様のお力になれるよう、しっかりサポートします!