「卒業制作応援キャンペーン」利用作品のご紹介 鏡の事件簿

【卒業制作応援キャンペーン作品】 Sea Lines

2024/11/06

Sea Lines



こんにちは、新米広報Wです。

コーワでは、2022年より美大・芸大・その他学部学生の卒業制作を応援する「卒業制作応援キャンペーン」を開始いたしました。


記念すべき第一号にご利用いただいたお客様の、アルミミラーを使用した作品をご紹介します。

作品情報

★制作者: 鶉橋央揮 様

★学校名: 武蔵野美術大学

★作品タイトル: 「Sea Lines」

★研究タイトル: 「連続的に変動する線がもたらす心理効果についての研究

-海から得られる瞑想感覚-」

★ご購入商品: アルミミラー


★作品が動いている様子





制作者コメント


作品について

私にとって海とは、「ずっと眺められる」存在である。

眺めていることで、時間を忘れて没頭する瞑想のような感覚を覚える。

私の脳内は、常に考え事が頭の中を充満している。

何も考えずに1つの事に没頭する機会は年々減っていった。

私生活の中で忙しさを感じる中、海を眺めることで頭の中を飛び交う言葉などを忘れることができた。

この感覚は、私の中で瞑想感覚に近い現象であると体感した。


この作品では、海を眺めている時、私の意識では何が起きているのか、海の中にある視覚的な要素のうち何が瞑想感覚を引き起こしているのかについて考えた。

海を眺めているときに注目している視覚的な要素を考察し、それを強調した作品制作を行った。

「ずっと眺めていられる」という感覚を追体験することができる作品である。


今回の作品制作では、海を「ずっと眺めていられる」と感じる景色であると位置づける。

海を眺めている時に起こる変化について考察し、ずっと眺めていられると感じる要因について制作を通じて迫る。

作品の制作過程で発見した内容から「ずっと眺めていられる」感覚を誘発させる装置として作品制作を行った。

鏡を使用した理由

鏡を作品に用いた理由は、海をモチーフに作品制作をする中で、左右に無限に広がる景色を表現するために使用しました。

鏡の持つ「写す」という性質を利用する事で、2枚の鏡の間に張られた10本のテグスが永遠に連なっているように見える視覚効果を生み出した。

海というモチーフを区切られた状態ではなく、解放的な景色として見えるように、視界の外まで広がっている状態を演出する事を目的に「鏡」を使用した。

鏡の中でもアルミミラーを使用した理由は、丈夫である事や作品の使用場所が暗室である事が理由である。

加工や制作過程で壊れない事や、映りの美しさで通常のガラスの鏡ではなくアルミミラーを使用した。


ギャラリー


完成作品

完成作品1


完成作品2

制作工程

工程1


工程2


工程3


工程4


工程5


工程6

完成形

完成形1


 


■暗室での見え方






 

コーワ担当者より



個人的な感想ですが、暗がりの中で青い空間が広がっているように見えて、とても幻想的に感じられました。

「ずっと眺めていられる」「眺めていたい」という感覚を写真でも味わえた気がします。


おめでとう


鶉橋様、卒業制作応援キャンペーンでのご利用、誠にありがとうございました。

少しでもお役に立てていたら幸いです。

これからの作品制作も、応援しております!


コーワは、卒業制作で鏡やガラスを使用したアート作品づくりを全力で応援しております。

未来ある学生の皆様に、材料費を気にすることなく、思う存分に制作に打ち込んでもらいたい、そんな思いから当キャンペーンを開催しております。

ガラスや鏡の持つ特性や効果を使って、その可能性を広げ、独創的な作品を創り出してください!


※3つのビックリキャンペーン「卒業制作応援キャンペーン」

https://mirror.kowa-j.co.jp/campaign.html


 


◆アルミミラーについて

アルミミラーは、ガラスミラーより軽く、割れない安全な鏡のため、アート作品の制作にもとても使いやすい鏡といえます。重さは、ガラスミラーに比べて約2割軽量です。

欠点としては、近くで見て使う場合は気になりませんが、離れてミラーを見た場合、歪みが気になると言われる方もいます。

アルミミラーの実物が見てみたい場合は、返却不要の無料サンプルをご用意しておりますので、こちらよりお気軽にお問合せください。




ライター

アバター画像

新人広報 カガミショウコ

新人広報として、ガラスと鏡に関する正しい知識や情報、 トラブル回避の豆知識などを発信していき、お客様のお力になれるよう、しっかりサポートします!