ダンスの練習効果を高める大型ミラーの選び方!
2024/10/30
こんにちは安藤です!
夜、人通りの少なくなった駅前の広場で、若い子たちがショーウインドウの大きな窓ガラスに向かってダンス練習をしていました。
確かに夜なら自分たちの反射像がよく見えます。広いし最高の練習場所ですがなんとも寒そうです。夜であれば大きなショーウインドウに反射しますが、昼間に練習するなら鏡が必要ですね。
今回はダンスの練習にピッタリな横幅1mを超える大型鏡の選び方について書いていきます。自宅や学校など様々な場所によって選ぶべき鏡のポイントについて見ていきましょう。
一般的な家具屋さんやホームセンターで買える大きさの場合は当てはまらないこともあることをご了解ください。
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ダンスの練習に適している鏡とは?
踊りといっても日本舞踊からヒップホップまでたくさんの種類がありますが、そんなダンスの練習には一人でも大人数でも鏡を使った反復練習が有効だというのは共通ですよね。
では、どういうサイズの鏡がダンスの練習に適しているのかでしょうか?
それについて考えていきましょう。
体の半分のサイズでが映る鏡でダンスの練習効果アップ!
ダンスの練習には全身が見えることが必要ですよね。そのためには、自分の身長の半分の高さと肩幅の半分の横幅の鏡があれば体全体を見ることが出来ます。
つまり身長180センチ、肩幅50センチの人なら、縦90センチ横25センチの鏡で全身が映ります。ただし足先(つま先)は頭より前面にあるため切れてしまいます。
また、不思議に感じるかもしれませんが鏡と自分との距離には関係ありません。近くても遠く離れても自分自身が映る範囲は同じです。本気ですべて映したい場合はつま先を180度横に開いてください(笑)
数学的には全身を映すためには体の半分のサイズのミラーで十分ですが、手を広げたり、足を上げたりするともちろん見切れてしまいます。何よりも問題なのは、並んでいるお隣の人と見比べることが出来ません。
特に前後にずれている場合は高さに余裕を待たせないと映りませんのでご注意ください。
ビデオではなく、踊っている姿をリアルタイムに確認!
ダンスの練習は自分の動きを感覚だけに頼って練習していてもなかなか上達は望めません。
第三者の視線で完成度を確認するために、自分たちをビデオに撮って見返す練習方法が有効ですが、しかしもっと細かい振付やステップを一つ一つチェックするためには、リアルタイムに肉眼で動作を確認できる鏡を使った方が効率的です。
そこでおすすめなのが、つま先から頭の先まで映る大型ミラーです。
1人だけで使用する場合でも、最低縦180センチ、横1mぐらいの大型ミラーであれば手や足を延ばしても見切れることがないため、ダンスの練習用には大型のミラーを採用されることをお勧めします。
場所や用途別!ダンスにおすすめの鏡とは?
ダンススタジオの壁一面の鏡って憧れますよね。勝手に体が踊りだします♪
けれども姿見の種類はたくさんあります。
練習場所の広さや使い方、それぞれの場所に適した鏡をご紹介します!
自宅でのダンス練習用に大型鏡を使うなら
ダンス!ダンス!ダンス!お家にいてもいつも踊りだそうとしているあなたのために。
寝室やリビングの生活空間の中に一人で練習するためのミラーや、バレエを習われているお子様のための練習にはどんな鏡が適しているのでしょうか。
自宅に鏡を設置する際に注意すること
いくら広いお部屋があったとしても、大きな姿見を設置するのに搬入通路の狭さが問題になることがあります。
特に曲がった階段は要注意です。斜めにしたら長くなりますし、天井は低いし、床面は斜めに迫ってくる、というように曲がった階段では思っている以上に大きいものが通らないのです。
また、一般家庭への配送料が高騰している問題があります。ヤマト運輸など宅配業界では宅急便サイズを超える大きさは一気に高額見積もりになります。もう大型品は運びたくないのが本音だと思います。
会社やお店への配送は宅急便とは全く違う事業用貨物便での取り扱いが可能なのでまだ低価格で配達出ます。
一般家庭で使用される場合でも、ご近所のお知り合いのお店や会社にいったん配送することで事業用の安い料金で配達可能です。または運送会社の支店留めにして、ご自分の車で取りに行くなどの工夫をするのも一つの方法です。
自宅に鏡を設置するならアルミミラーがおすすめ
壁面にボンドやテープで貼る場合でも、床に置くキャスタータイプの場合でも、どちらでも一般住宅なら割れなくて軽量のアルミミラーがおススメです。
確かにガラスミラーのほうがきれいには映りますが、それも広い場所で使う場合の比較です。
狭いお部屋で自分だけを映す場合はよほど目がいい方でなければ気になることはないでしょう。
軽くて割れないフィルムミラーもありますが、とても値段が高いこととメンテナンスが大変です。
以上の理由から、ご自宅で使うならアルミミラーがお手軽で最適かと思います。
アルミミラーを使った 高1800mm×幅1200mmの料金一覧(税込み)
壁貼り用テープ付き3mm 47995円
立て掛けタイプ(スペアミラーリ1200)65780円
突張りタイプ(グッとミラーリ1200) 75680円
キャスタータイプ(ミラーリ1200) 86680円
アルミミラーとガラスミラーは用途によって使い分けよう
家庭用としてアルミミラーをお勧めしましたが、広いリビングや玄関の姿見として使用する場合はやはり映りの悪さが気になる方もいるかもしれません。
スポーツの練習よりも内装用姿見として考えるならガラスミラーの方が一般的かと思います。
大きな買い物なのでまずはアルミミラーのカットサンプルを実際に手に取って見比べてから購入されることをお勧めします。
学校でダンスの練習に鏡を使うなら
毎年年末ごろから大型ミラーのお問い合わせが急増します。卒業するクラブの先輩から在校生へのプレゼントや保護者会からの寄贈などの依頼が多く、弊社でも4月までのご注文に対応しています。
学校の体育館で使われる大型鏡は普段は準備室などに収納しておいて練習の時だけゴロゴロ動かしてきて使用する場合が多いようです。
この項目では、ダンスの練習のために屋外で鏡を使用する場合についても説明します。
学校で大型ミラーを購入する際に注意すること
学校で大型の鏡を使うなら一番に安全に気を付けなければいけません。
そして長い距離の持ち運びや乱暴な扱いにも耐える強靭なものが必要です。ただそれと同時に広いスペースで使うことから歪みが強調されてしまうことも気がかりです。
もし高額な商品を購入されて、それがもしも粗悪品だったり適した商品ではなかった場合、商品を選定された先生や担当の方は各方面からの非難を受けることになるかと思われます。とても気の毒です( ;∀;)
ですので、発注前にはキャンセルや交換が可能か、またその場合の負担額はどの程度か必ず確認しておいてください。
また、例えば複数台買われる場合は、テストで1台納入して、用途に使えそうかを確かめてみるのをおすすめします。
学校のダンス練習用でおすすめの鏡はこれ
アルミミラーが割れなく安全なので本当ならお勧めしたいところですが、広い場所、大人数で使われるならやはりガラスミラーが一般的です。
ダンス甲子園で優勝し有名になったあの高校ダンス部でもやはりガラスミラーを採用していただきました。
ガラスといっても頑丈に作られていますし、万が一割れた場合でも飛散防止加工を施しておけば飛び散ることはありません。
値段もガラスの方がお安いです。
ガラスミラーを使った 高1800mm×幅1200mmの料金一覧(税込み)
壁貼り用 板鏡5mm厚 19180円
立て掛けタイプ(スペアミグラス1200)54780円
突張りタイプ(グッとミグラス1200) 64680円
キャスタータイプ(ミグラス1200) 75680円
割れないミラーもおすすめです
特に幼稚園や小学校など小さなお子様が使用される場合はやはりガラスタイプよりも割れないミラーがいいと思います。
軽くて割れないフィルムミラー(リフェクスミラー)もありますが、小さなお子様にはいたずらで破れたり汚れが落ちにくいなどメンテナンスの面で難しいと思います。小さなお子様用にはアルミミラーの使用が良いバランスだと思います。
屋外で使用する場合についても、鏡が風景に同化して見えなくなり人が衝突して起こる事故を防ぐためにも、割れないアルミミラーをお勧めしています。アルミミラーの場合、人がぶつかって万が一倒れたとしても割れることはありません。
ただしガラスミラーにしてもアルミミラーにしても雨に濡れることは厳禁です。使い終わったら必ず屋内で保管してください。
スタジオの壁に鏡を固定するなら
コロナ禍によりダンス、バレエスタジオや各種のジム、スポーツクラブの経営には大きな損害が出ました。
我々鏡の販売業者も大型案件が減って大幅な売り上げダウンでした。
こんなことは早く終わって日常に戻りたいものですね。
ダンススタジオに鏡を設置する際に注意すること
スタジオの鏡はただ映ればいいという物ではありません。鏡はダンスの練習には欠かせない重要なアイテムであるだけではなくインテリアを超えた付加価値の一部です。
もしも歪んで気持ち悪く感じる人がいたり、継ぎ目が隙間だらけだったりしたらスタジオ全体が安っぽくなるどころか退会する人が出てもおかしくありません。
小さな壁の一部やキャスター付きのミラーならお手軽なアルミミラーが活用できると思いますが、壁全面への貼り付けは、やはり鏡工事の実績のある専門業者に頼んでいただきたいです。映像調整といって、ジョイント部分を歪みなく一面に貼るのは高度な技術が必要です。
その分やはり設置費用は少し高額になります。地域にもよりますが設計価格は1平米あたり3万円ぐらいとお考え下さい。
あまりに高いので自分でやってみようと思われても仕方のないことだと思います。
ダンススタジオにおすすめの鏡はこれ
壁面への貼り付けはガラスミラーがいいと思います。スタジオの場合は大きな鏡が必要となるため、一番安いガラスミラーが適していると言えるでしょう。
小さな壁面への貼り付けはアルミミラーがおススメです。ガラスよりも映りを少し犠牲にしますが軽くて割れません。
キャスター付きの移動式ミラーはガラスにするかアルミにするか悩むところです。
ご予算がたくさんあれば割れなくて軽量で映りのきれいなフィルムミラーという選択もありです。
<横幅1200mmでの料金比較>
キャスター付きガラスミラー「ミグラス」68800円
キャスター付きアルミミラー「ミラーリ」78800円
キャスター付きフィルムミラー「ミラフィル」148000円
アクリルミラーやシールミラーはおすすめしません
アクリルミラーやシールミラーなるものがネットで買えるようですが、歪みがひどいので使えません。鏡の専門家ら見れば考える余地なしです。
アクリルミラーは貼ってすぐは使えるようにも思えてしまいますが、気温の変化で伸縮しますので後々ひどいことになります。長い目で見ればちゃんとしたガラスミラーやアルミミラーを買う方がストレスなくお使いいただけます。
大型ミラーもネットで買えます!
板鏡だけではなくキャスター付きや突っ張るタイプなど特大のミラーも全国配送可能です。
特殊なものなのでバーゲンセールなどはなかなか行われませんが、たくさんのサイトを比較していいものを見つけてください。
大型の鏡でも安心安全の配送です
大型商品となると、配送時の破損が気になるかと思います。
配送前の梱包について、こちらの記事で解説しております。
安心安全の配送体制をぜひ確認してみてください。
鏡をネットで購入するなら
今回紹介した鏡はこちらのサイトにて販売しております。
お気軽に見積もりを作ることができますのでぜひご利用ください。
見積もりの時点でメールアドレスなどの個人情報を送る必要がありませんので、見積もり後に気が変わっても営業メールがしつこく送られてくるようなこともありません。安心してお使いください。
迷ったらプロに相談!
購入される際には、これ以外にもたくさんの疑問があるかと思います。
ご不明な点があればこちらからお問い合わせください。私たちが力になれるかもしれません。
お部屋、学校、スタジオで使えるお勧めの鏡のまとめ
普通のお部屋に練習用で使うならアルミミラーがおススメです。
普通のお部屋でも特に映りが気になる場所ならガラスミラーを使いましょう。
学校で使うならガラスミラーがおススメですが幼稚園、小学校ならアルミミラー!
スタジオにもガラスミラーがおススメです。
フィルムミラーやアクリルミラー、シートミラーはゆがみが生じるため、ダンスの練習にはあまり適していないと思います。
【動画】ネコロボ事件簿「部活動にピッタリな大型ミラー」
ライター
安藤
この道30年。ガラス、鏡のことなら何でもおまかせ! 寝ても覚めても頭の中はガラスと鏡でいっぱい(笑) 正しい知識でガラスと鏡の購入をしっかりサポートします。