ガラスの事件簿

強化ガラスがまたまた値上げ

2022/02/14

強化ガラス値上げ



みなさん、こんにちは!安藤です。

ここ数年、たびたび値上げが続いているガラス業界ですが、2020年4月1日出荷分以降、日本板硝子社の強化ガラスがまたも値上げとなりました。

物流コスト、原材料、人件費などの上昇に対応するためという理由です。その他のメーカーも追随して値上げになることが予想されます。

この度変更のあった強化ガラスの新料金に関して説明させていただきます。

新料金の計算方法

値上げとなるのはすべての厚さの強化ガラスの内、サイズが0.3㎡以下の大きさのものとなります。

値上げだけではなく、計算方法についても変更がありました。
従来の大きさに比例した料金体系は廃止され、「0.3㎡以下の大きさは一律0.3㎡の料金が適用、しかも3割増しになる」という、とても厳しいものになりました。

実際にこれぐらいのガラス料金になります

小さい強化ガラスの方がより影響は大きいので、どれぐらい上がるのかを一概には言えませんが、例えば30㎝×30㎝の大きさの強化ガラスなら、本来0.09㎡だったものが0.3㎡と計算されてしまうので、料金は約3倍の面積であるガラス並みに!!しかもその金額が従来の3割増しになります。

この例ですと、従来は2000円で買えていたガラスが7800円になるということです!!

値上げだけじゃないメーカーの横暴

新価格に切り替わるタイミングが「2020年4月1日出荷分から」と一方的なことにもメーカーの不誠実さを感じます。

なぜなら強化ガラスの完成時期は発注後1~2週間と時間がかかり、しかもあやふやなものだからです。
販売店がお客様から受注したタイミングには一切関係なく料金を変えるという事です。

しかも値上げ前は駆け込み需要が多く、完成出荷が遅れることが見込まれます。
それにより、メーカーの出荷が遅れて4月になったとしても新料金適用になるそうです。

大変申し訳ありません

こんな値上げ方法がかつてあったでしょうか?

販売者として、怒りを通り越して放心してしまいます。そしてご利用いただいている皆様に大変申し訳なく思っております。

メーカーに代わってここにお詫び申し上げます。

ライター

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安藤

この道30年。ガラス、鏡のことなら何でもおまかせ! 寝ても覚めても頭の中はガラスと鏡でいっぱい(笑) 正しい知識でガラスと鏡の購入をしっかりサポートします。